ASP.NETのホスティングサービスを少し調べてみました。
ASP.NETのホスティングサービスは、充実しているLinux系のホスティングサービスに比べそもそも種類が少なく料金は割高です。その中でも比較安価で利用可能な独自ドメインが利用できることホスティングサービスをまとめました。
Microsoftが提供するクラウドサービスです。
Windows Azureは多くのサービスを提供しているのですが、その1つとしてWebサイト機能があります。
Microsoftが提供する機能なのでもちろんASP.NETのホスティングはサポートされ、Visual Studioを利用した開発環境に適しているといったメリットがあります。
また、年々進化するASP.NETや.NET Frameworkの最新テクノロジーをすぐに試す、運用できる環境を提供しているというのも他にはない大きなメリットだと思います。
WebSite機能には、無料/共有/占有の3つの種類があり、独自ドメインを利用するには少なくとも共有を選択する必要があり月額にして約800円。
個人的には最新環境でのホスティングの確認として無料のプランの方が気になったりもします。
Windows AzureのWebSite機能に関する料金の詳細は以下参照。
http://www.windowsazure.com/ja-jp/pricing/details/web-sites/
ASP.NETのホスティングサービスを探しているとExpress Webを一押しするサイトが一番多かったです。
理由としてはなんといっても250円(税抜)/月というLinux系サービスにも引けを取らないコストパフォーマンス。
SSLやSendMain等の機能が使えないと不便な面もあるようですがそれらを利用しなければ一押しです。
2014年9月現在、ASP.NET 4.5, MVC4までサポートされています。
500円(税抜)/月と料金面ではExpress Webに次ぐ料金設定です。お財布には優しい感じです。
ただ2014年9月現在、ASP.NET3.5までしかサポートされていないようです。
海外のホスティングサービスです。
サイトを見てみると最新のテクノロジーをどんどんサポートしているようで、国内のホスティングサービスよりも良さそうな感じです。
独自ドメインが利用できる「Windows hosting」というプランは7.95$/月とWindows Azureとほぼ同等。
「Free .Net Hosting」というプランも提供されており、毎月5アクセス以上が必要であったり独自ドメインが利用出来ないという制限はありますが、無料で利用できるASP.NETのホスティングサービスという面では希少だと思います。
Windows Azureがなければホスティングサービスの候補になっていたかもしれません。
尚、海外のホスティングサービスなので説明やコントロールパネルは英語なので英語苦手な人には避けた方がいいかもしれません。
いろいろ調べた結果、Windows AzureとExpress Webの2つが良いのではないかと思います。
最新のASP.NETを利用したい、スケールアウト柔軟性を確保したいということであればWindows Azure、
個人サイトやコストパフォーマンス重視であればExpress Webを選択するのが良いのではないかと思います。